包丁の切れ味が落ちたら
料理をするのに欠かせない道具、包丁。包丁の切れ味のよさが料理のできを決めると言っても過言ではありません。
包丁の切れ味が落ちたと感じたら、時間のないときは簡易的な「包丁とぎ器」で手入れし、1~2か月に一度程度、「砥石(といし)」でしっかりととぐのがおすすめです。
砥石で包丁をとぐ
砥石を使って包丁をとぐのは大変そう、と思っていませんか? 最初はちょっとむずかしく感じるかもしれませんが、くり返すうちにコツがわかり、上手になってきます。自分でできれば、いつでも切れ味のいい包丁を使うことができるのがうれしいですね! 包丁のとぎ方を動画でチェック!↓
※ここで紹介する方法でとげるのは、はがねやステンレスの包丁です。セラミック製の包丁は専用のシャープナーが必要となります。
使う道具
用意するもの
- 砥石(家庭では「中砥(なかと)」とよばれる800~1000番の砥石が向いています。※番手は数字が小さいほど粗く、大きいほど細かい)
- ぬれぶきん
- 砥石にかける水
- (あれば)新聞紙
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準備
砥石をたっぷりの水につけ、泡が出なくなるまで充分水を含ませます(15分以上が目安)。
ぬれぶきんの上に砥石を置きます。といでいるときに、砥石にかけるための水を用意します。
研ぎ方
砥石に対して45度に、包丁の刃を砥石にぴったりつけて置きます。
次に包丁のミネ(背)を約5mm浮かせます。といでいる間はこの角度を保ちます。
刃わたりを約3つの区域で考え、刃先・中央・刃元の順に、砥石全体を使って、それぞれ往復10~15回とぎます。力はそれほど入れず、角度を一定に保つのがポイント。
どろどろの液が出てきますが、研磨剤になるので、そのままとぎ、砥石が乾いたら水をかけます。
裏面も同様に刃先から順にとぎます。
裏面の刃元は、とぎにくいので、包丁を横にしてとぎます。
全体をとぎ終わったら、じゅうぶん注意しながら刃に軽くふれ、引っかかり(バリ)があるか確認します。※バリ(カエリとも言います)とは、研いでいる面の反対側の刃にできる引っかかりのことです。
引っかかりがあれば、さらに軽くとぐか、新聞紙でとります。新聞紙を平らなところに広げて、両面の刃先をこすります。
包丁をよく洗い、水気をふきます。砥石も洗い、しっかりと乾燥させます。
砥石・包丁とぎ器
【砥石】
ベターホームで販売している包丁と同じメーカー「藤次郎」の砥石。家庭でとぐのにおすすめの「中砥(1000番)」です。スリムサイズで使いやすい。滑りにくいゴム足がついた砥石台がついています。
<商品詳細>
- 材質/[砥石]溶融アルミナ質 [台]AS樹脂
- サイズ/約230×65×30mm
- 重量/約435g
- メーカー/藤次郎
- 製造国/日本製
※食器洗い乾燥機使用不可
※サンドイッチナイフ、片刃包丁、セラミック製包丁には使えません。
【包丁研ぎ器】
包丁を溝に入れ、前後に動かすだけで、手軽に切れ味が戻ります。
<商品詳細>
- 材質/[本体]ポリプロピレン、[砥石部]セラミック
- サイズ/17.5 × 5.0 × 5.0㎝
- 重量/約100g
- 製造国/中国製(仕上げ・検品:日本)
※食器洗い乾燥機使用不可
※サンドイッチナイフ、片刃包丁、セラミック製包丁には使えません。
ベターホームの包丁
【包丁】
ベターホームのお料理教室で長年使用され、多くの受講生や先生に愛用されている、オリジナルの包丁です。折れにくく丈夫なつくりにこだわり、切れ味は抜群。刃と柄が一体型で洗いやすく衛生的です。とぎ直しや、刃こぼれの修理も承ります(送料はお客様のご負担となります)。
<商品詳細>
- 材質/刃:高炭素ステンレス鋼割込材(モリブデン・バナジウム含有、13クロームステンレスとの3層構造)、柄:18-8ステンレス
- サイズ/刃渡り18㎝、柄の長さ12㎝
- 重量/約140g
- メーカー/藤次郎
- 製造国/日本製
※刃付/両刃(右利き・左利き兼用) ※食器洗い乾燥機使用不可
【ペティナイフ】
朝食の準備やフルーツを切るときなど、小回りのきくペティナイフが1本あると重宝します。刃と柄が一体型で洗いやすく衛生的です。とぎ直しや、刃こぼれの修理も承ります(送料はお客様のご負担となります)。
<商品詳細>
- 材質/刃:高炭素ステンレス鋼割込材 (モリブデン・バナジウム含有、 13 クロームステンレスとの3層構造) 柄:18-8 ステンレス
- サイズ/刃渡り12㎝、柄の長さ10.5㎝
- 重量/約70g
- メーカー/藤次郎
- 製造国/日本製
※刃付/両刃(右利き・左利き兼用) ※食器洗い乾燥機使用不可